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king is gone

人間なんて薄情なもんで日々の営みや自分自身の事にかまけてると暫くその人の事を忘れたりしちゃうわけで。
久々mixi(懐かしい)を開いてここのところちょっとご無沙汰していた方の所に訪れてみたところその方が懇意にされていた方から「お知らせ」という形でその方が亡くなったとのメッセージが掲載されていた。
2014年末~2015年、たくさんのさよならが立て続けに有ったわけですがまさに2014年の12月の事でした。
迂闊にもそのメッセージが掲載されたその方の最後の書き込み(日記)のコメント欄に気がつかず、最近は日記などの更新もないなぁって思っていて。何の気なしに日記を再度読み返していてそのメッセージに気が付いた。

ここ数年、病魔に身体を蝕まれてらっしゃって、それでも何度も危機的状況を跳ねのけて精力的にご自身の活動を推し進めてらっしゃったのだが。
ご自身の想いを前面に押し出した雑誌の作成も始められて今後の予定などのプランも沢山発表してらしたのだが志半ばでの訃報はなんともやり切れぬ思いである。
日本を代表する怪奇・SF映画のサポーターであり評論家であり愛好家である石田一氏。
思春期に氏の主宰するジャンル映画のコミュニティに参加させていただき、
氏の著作や執筆物で自分もジャンル映画のファンになった。
一時期、離れたもののmixiで再び再会してまたお付き合いが再開。ネット社会万歳、である。
近年、日記で複数の癌の治療、脳の腫瘍の事を発表。
以来闘病の傍ら出版物の作成など行なってらっしゃった。
雑誌の中でもご自身の病状に触れ、ご自身の記録的な事も書いてらっしゃった。
2号まで刊行された紙面からは悲観的な状況を嘆くより少しでも多くの事を書き留めようとする執念みたいなものが感じられた。
3号以降の刊行を心待ちにしていたがそれは永遠に叶わなくなってしまった。
非常に残念であるし、氏もさぞや無念であったろうと思う。
享年59歳。
まだまだいろんな事を教えていただきたかった。

唯一の救いは氏が敬愛して止まなかったクリス・リーの訃報を聴かずに亡くなった事だろうか。

石田氏が敬愛して止まなかったピーターカッシング(本当はクッシングの方がネイティヴな発音らしいが石田氏も「クッシングより慣れ親しんだ」カッシング表記をしていたので)&クリストファリーの2人揃っての最後の仕事、ハマーホラーのドキュメンタリー番組のナレーション収録時のインタビュー風景。

ノリノリの楽しそうな2人の姿ももう観る事はできないね。

石田氏からは本当に色んな事を教えてもらった。

それはhorror関連の事に限らず、好きな事との向き合い方だったり。

もっともっといろんな事を教えていただきたかった。

合掌。